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美しく見える和菓子の食べ方

場合によっては、食事の後に和菓子、そしてお茶が出ることもあります。
ここでは、和菓子の美しい食べ方について解説をします。

こなしの食べ方

和菓子二つ 「こなし」という和菓子は、あんこを蒸して作った和菓子のことです。
中でも、あんやきんとんを表面にまぶした和菓子は、表面が取れやすいので注意が必要になります。
まず、和菓子の器の前に懐紙をおきます。
懐紙は二つに折って、輪の部分が手前にくるようにおきます。
もう一枚、懐紙を出して、四つに折ります。それを最初に置いた懐紙の上に置きます。
和菓子の器を両手で持ち、置いた懐紙の近くまで寄せます。
和菓子の右側から黒文字(木で作られた、和菓子を食べるときに使う大きめのようじのようなもの)を刺して、左手を添えながら静かに懐紙の上に置きます。
置いた和菓子の手前の位置に黒文字を置きます。
そして、懐紙を左手で持って、和菓子の右側、手前の四分の一を黒文字で切り分けます。
切った和菓子に黒文字を刺して食べます。
女性の方の場合には、和菓子を六等分くらいに切って食べます。
和菓子を食べ終わったら、黒文字についた汚れを懐紙の左の隅の部分で拭いて、黒文字を器にかけるように置きます。
新しく懐紙を取り出して、四つに折ります。
折った懐紙の中に黒文字を入れて、懐紙の端を折って、和菓子が入っていた器に戻します。

まんじゅうの食べ方

まんじゅう まんじゅう、もなかについては、黒文字を使うより手のほうが食べやすいため、手にもって食べても問題ないでしょう。
ただ、食べた後は手を懐紙でふき取っておきます。

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